1/1〜忘れられないための綴り〜

どうせ続かないだろうとは思いつつ、毎年の恒例行事のようにブログを書き始める。

 

はてなブログはこれで3つ目くらいのアカウント。使わなさすぎてパスワード忘れてしまうのだ。

 

忘れっぽい性格もあり、言葉に残しておかないと何もかも忘れてしまうため、できる限り今年は日々を文章に残していく。就活とサークルあるからどこまで書けるかわからないけど。

 

2020年は友人の家で幕明けた。ここ数年で1番さりげなく明けた。なんだか「2019年」というものにもう飽きてしまっていたかのように、年越しになにも感じることはなかった。朝起きて、友人宅近くの寺へ向かう。なかなか風情のある街並みで、ボロいアパートなんかは写真に収めたくなった。お金貯まったら一眼買いたいなぁ。ああいう風景見るとさ、あと何年残ってくれるんだろうと思っちゃうんだよね。だから記憶や記録にくらい残したいなってさ。

 

なんとなく「忘れられないための綴り」ってしたけど、これは自分の日々が自分に忘れられない、っていうのもあるし、自分がどれだけ人と関わったり、作品を作ったりした中で、人の中に残れるような1年を送れるか、というのもある。要はいつ死んでもいいように、忘れられないで誰かの中にほんの少しでも生き続けられるように生きたい、みたいなささやかな願い。

 

祖母のお見舞いにも行った。2年前から認知症を患って、もう俺のこと覚えてんだか覚えてないんだかわからない。去年はそれが悲しくて泣いてしまったけど、今年はあんまり悲しくなかった。どうせ10分後には忘れられているような他愛のない会話でも、目の前の祖母が笑ってくれればそれでいいと思えるようになった。さっきは忘れられたくない、って言ったのに、って感じだ。でも祖母は、きっと忘れているんじゃなくて、置いていってるんだと思う。あの世に記憶は持っていけないから。祖母を訪ねて昔の話をして、祖母との思い出を噛みしめる。そうして祖母は自分の存在を僕や家族の中に置いていってる。孝行できる孫ではないけど、忘れんとこ、くらいは思っている。

 

あとはもう片方の祖母の家に行き、ご馳走を食べる。年初めだしこんなもんでいいかな。明日は今年の目標でも立てよう。じゃ。

 

今日の一曲

チャットモンチー/謹賀新年