1/24~昔は良かった、とか~

先日、アンジュルム室田瑞希が卒業を発表した。去年アンジュルムを見るようになってからグループ内ではかなり推していたメンバーだったし、ハロコンの時は写真も買ってたから、なかなかにダメージがきた。室田はまだ同い年だし、楽しそうにパフォーマンスしているし、しばらくエースをやってくれると心のどこかで安心していたからこそ、余計に。これであやちょから5人目か。ここまで続くと、いやでも「1年前に好きなっていれば…」と思ってしまう。よくないことだってわかっている。今の、これからのメンバー達を愛すべきなのはわかっているけど、どうしても「昔」に勝てないと思ってしまう時ってあるんだよな。

 

脱退や加入を繰り返すアイドルが諸行無常であるのはもちろん、音楽グループは常に形を変え続ける。そして多くのグループが残念ながら、「昔は良かった」と言われる。正直、僕が中高で好きだったアーティストで、「その時よりも今がいい」アーティストはほぼいない。ハマった時駆け出しで、未だ成長途中というバンドがちらほらなくらいだ。ラッドもアジカンバンプもみんなそう。ワンオクとか今の方向性全く興味ないもん。なんであのどうしようもないダサかっこよさ捨てちゃったんだろうな。僕があるものの固定ファンになれないのって、多分これを強く思っちゃうからなんだろうな。落ち目をみたくないというか、昔の方が良かったって明確に思ってしまうものに対して、今現在のパフォーマンスに熱狂できない。youtubeとかのコメントで「昔の感じに戻った!」ってコメントとか見ると、ああやっぱみんな昔の方が好きなんだな、って思うし。本当に神様は残酷だな。「若い」ということは絶対的な価値で、「老い」とか「熟練」とか「進化」とかいう言葉は、一つの価値観になり得ても「若い」をこすことって絶対ないもんな。もし俺がこれから数年間の間に何かしらで「最高傑作」を生み出すことができたとして、それからの数十年間、「最高傑作」を越せないまま、もがいて過去にすがるとしたら、なんて悲しい人生なんだろう。

 

 

今日の一曲

Rufus Wainwright/Across The Universe